お口の体操
年齢とともに低下しがちな噛む力、飲み込む力を維持していきましょう。食事前の運動として取り入れるとだ液の分泌や舌の動きをスムーズにしてくれます。顔のシワ予防、小顔対策にもなりますので、ご家族一緒に取り組めますね。
健口体操
1.深呼吸
まず腹筋を意識した深呼吸でリラックス。全ての運動の効果を高めます。
①鼻から大きく息を吸う。
②少し息を止め、口をすぼめて、ゆっくり吐く。
2.首の運動
あごや口元につながる首をほぐすと、首すじのしわ予防にもつながります。
①正面から左、右と顔を向ける(3回)。
②左右に顔を傾ける(3回)。
③ゆっくりと首を回す(左・右両方)。
3.肩の運動
肩の力を抜いて姿勢を正すと、動かす部位に意識を集中させることができます。
①首をすぼめるようにして肩をあげる。
②力を抜いて下げる(①と②を3回)。
4.ほおの運動
小鼻から口もとにできる「ほうれい線」を薄くする効果が期待できます。
①左ほお、右ほおと片側ずつほおをふくらませる(3回)。
②両ほおをふくらませて、両手をあててぷっとつぶす(3回)。
5.口もとの運動
ほおのたるみをなくす効果が期待でき、目もとのしわ予防にもつながります。
①口をとがらせて「ウー」と発す(約5秒間)。
②口を横に広げて「イー」と発す(約5秒間)。
③上を向いて、口を横に広げて「イー」と発す(約5秒間)。
6.舌の体操
唾液の分泌がよくなるので、お口の自浄作用が増し、口臭予防にも効果的です。
①舌を前に出す(3回)。
②出した舌を左右に動かす(各3回)
③舌でくちびるをゆっくりなめる(3回)。
唾液腺マッサージ
ストレスでも唾液は減少します。マッサージで唾液分泌を促しましょう。
①両手をほおにあてて、ゆっくり円を描くようにマッサージする前回し、後ろ回しを各5回)。
②親指をあごの内側の柔らかい部分に当てて、耳の下あたりから5カ所くらいを押す(各5回ずつ)。
参照:公益財団法人8020推進財団発行冊子「歯とお口からはじめるアンチエイジング」