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70歳以上の運転者が受ける高齢者講習とは?

高齢運転者が関与する交通事故の増加を背景に、平成10年から、運転免許証の有効期間満了日の年齢が70歳以上の運転者を対象とする「高齢者講習」という制度が始まりました。
70歳以上の方は、自動車教習所で行われる「高齢者講習」を受けなければ、免許証の更新はできません。対象年齢で免許証をお持ちの方や、そのご家族の方のために、受講方法や講習内容についてご紹介します。

高齢者講習を受けるには

70歳〜75歳未満の方…教習所に高齢者講習を電話予約 → 高齢者講習
75歳以上の方…教習所に認知機能検査を予約 → 認知機能検査 → 判定結果 → 教習所に高齢者講習を電話予約 → 高齢者講習

免許証の有効期間満了日(70歳以上)の6カ月前にハガキが届きます。

▲70〜75歳未満の方に届く「②講習のお知らせ」

▲75歳以上の方に届く「①検査のお知らせ」

どちらの場合もまずは、5ページ目に書かれた教習所(県内は19カ所)に連絡をして、予約を取ることから始めます。
希望日に予約ができるというものではないので、ハガキが届いた段階で、希望する教習所に直接電話をして、予約を取りましょう。学生さんが多い春休みや夏休みは、混み合うので、注意が必要です。
70歳〜75歳未満の方は「高齢者講習」だけですが、75歳以上の方は講習前に「認知機能検査」を受けることになります。
75歳以上の方は、「検査のお知らせ」のハガキが届いたら、まずは、教習所に認知機能検査の予約をします。検査後、1週間程度で判定結果が書かれた「検査の結果と講習のお知らせ」のハガキが手元に届きます。

▲検査後に届く「③検査の結果と講習のお知らせ」

このあと、「高齢者講習」を受けるために、再度教習所に連絡をし、予約を取ります。

※各ハガキとも3枚分(表裏で6ページ分)に詳細が記載されていますので、全部に目を通しましょう。

講習・検査はどんなことをするの

高齢者講習では、座学での講義のほか運転適性検査、実車講習が行われます。75歳以上の方の高齢者講習は、事前に受けた検査結果で個人指導が追加される場合があります。

講習の流れ

 

70〜75歳未満、75歳以上(第3分類)が受ける2時間講習では

座学…教本や資格教材を使用した講義(30分)
運転適性検査…器材を使って動体視力・夜間視力などを測定(30分)
実車講習…指導員と共に教習車に乗り、指導員から指導やアドバイスを受ける(60分)

複数人が乗り合い行われる実車講習、車には「講習中」のプレートが付けられる(写真協力:愛媛自動車学校)

75歳以上(第2分類)の3時間講習は
上記の2時間講習に、実車した際のドライブレコーダーの映像や視覚教材を活用した個人指導(60分)がプラスされます。

実車講習は運転の見直しのきっかけに

実車講習では、自分の日頃の運転技術について、指導員からアドバイスが受けられますので、運転のクセを見直すきっかけになります。
ちなみに原付バイク免許所有者も「高齢者講習」は必要で、バイクを使った講習が行われます。

★高齢運転者の運転免許についてのお問い合わせ
愛媛県警察本部 免許センター
TEL:089-934-0110