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暮らしを守る

災害から体を守る

地震の時、いざという時の対策

被害を最小限におさえるためには備えと日頃からの予防対策が重要な役割を果たします。「そのうちに」とか「まさかくる訳はない」などと先送りせず、定期的なチェックもしておきましょう。

いざという時のための事前準備

  • 家具の固定

家具と壁を固定する金具を使って固定するか、ストッパーやつっぱり棒など転倒防止のための専用器具を取り付ける。寝室に家具はできるだけ置かず、特に背の高い家具は避ける。

  • ガラスや食器に専用シートを活用

飛び散ったガラスや食器でのケガ予防を。窓ガラスや食器棚のガラスには飛散防止シートを貼りましょう。食器棚の食器の下には滑り止め効果のあるシートを敷き、開き戸なら留め具を付けて、少しでも飛び出しを防ごう。

  • 家具の配置に注意

階段・廊下・玄関と、避難通路となる場所には物を置かない習慣を。避難中、転んでケガをする原因になる。部屋の出入り口に家具を置くのも避難路をふさぐことに。

  • 毎日の必需品は枕元に

携帯電話・メガネ(近視・老眼鏡)のほか、持病のある人は薬(おくすり手帳もセットに)も準備を。高齢者で入れ歯の人は、入れ歯・洗浄剤もセットしておきたい。

グラッときたらまずやるべきことは?

シーンごとの身の守り方を覚えておきましょう。自宅なら揺れの合間を見ながら、玄関のドアや窓を開けて避難路を確保することが大切です。

自宅では

  • 台所

テーブルなどの下にもぐって姿勢を低くし、座布団などで頭を守る。揺れている間、火元に近づくのは危険なので、揺れがおさまってから消す。

  • 寝室

寝具にもぐるか、ベッドならベッドの下に入る。

  • 浴室

すぐにドアを開けて避難経路を確保。ボイラーの火は消し、鏡やガラスでケガをしないよう洗面器や風呂のフタで頭部を守る。脱衣場は洗濯機などの転倒に注意する。

  • トイレ

窓がない場合もあるので、閉じ込められないようドアを開けたり物を挟み込む。陶器のタンクの蓋が飛んでくる場合もあるので可能ならおさえるなど注意する。

外出先では

  • デパート・スーパー・コンビニ

陳列棚が倒れたり商品が飛んでくる可能性が高い。買い物カゴやバッグなどで頭部を守り、陳列棚からは離れる。出口や階段に殺到すると圧死の危険があるので巻き込まれないようにする。

  • 運転中

急ブレーキは事故につながる。ハンドルをしっかり握って、ハザードランプを点灯させながらスピードを落とし、道路左側に停車。エンジンを切り、揺れがおさまるまでは車外に出ない。

  • 電車・バス

緊急停止をすることがあるので、立っている時は手すりなどに両手でしっかりつかまって。座席の場合は姿勢を低くして頭をカバンなどで保護する。

  • エレベーター

すべての階のボタンを押す。止まった階で降りる。閉じ込められたら非常ボタンや非常電話などで助けを呼び続ける。