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権利擁護について

高齢者虐待を防ぎましょう

高齢者虐待は、どうして起こる?

高齢者虐待の要因は?

高齢者虐待は、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。

  • 虐待者・高齢者の性格、これまでの人間関係
  • 家族・親族との関係(周囲との希薄な関係や無理解による介護者の孤立)
  • 介護負担(介護疲れ、看病疲れによる介護者の肉体的精神的ストレスの拡大。高齢者の認知症による言動が引き起こす混乱など)
  • 経済的困窮(介護離職による収入減や介護費用の負担による経済的圧迫からくる介護放棄、経済的虐待)

虐待に対応するには、高齢者の保護だけでなく、養護者のサポートも行う必要があります。

養介護施設等では、「組織運営が健全に行われていない」、「クライアント・ハラスメントへの対応がされていない」、「従事者に過度な負担やストレスがかかっている」、「介護を行うチームとしての役割が不明瞭・連携不足」、「倫理観とコンプライアンス(法令遵守)を高める教育が不十分」、「ケアの質に問題がある」など複数の問題が関連・蓄積して起こると考えられます。

 

認知症と高齢者虐待の関係

認知症による高齢者の言動の混乱は、介護者の負担やストレスとなり、高齢者虐待の要因にもなっています。認知症の正しい理解、早期発見と適切な支援、介護負担の軽減により、虐待を未然に防ぐことが大切です。