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権利擁護について

高齢者虐待を防ぎましょう

高齢者虐待とは

高齢者虐待の定義

高齢者虐待とは、高齢者に対する「養護者(高齢者を現に世話している人)」または「養介護施設事業者(介護保険サービス事業者や施設の職員等)」による虐待のことを指し、高齢者の心や身体に深い傷を負わせたり、基本的な人権の侵害や尊厳を奪うことをいいます。

高齢者虐待の種類

高齢者虐待とは、次のような行為をいいます。

  • 身体的虐待

たたく、ける、つねる、無理やり食事を口に入れるなどの暴力的行為や、ベッドに縛り付けたり、意図的に薬を過剰服用させるなどして、身体の自由を奪う行為(身体拘束・抑制)。

  • 心理的虐待

怒鳴る、ののしる、威圧的な態度をとる、侮蔑をこめて子どものように扱う、無視する、嫌がらせ等により、精神的、情緒的な苦痛を与える。

  • 介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)

必要な介護・医療サービスを受けさせない、水分や食事を十分に与えない、衛生状態が悪いなど、劣悪な環境で生活させること。また、同居人による高齢者虐待を放置すること。

  • 性的虐待

合意のないあらゆる形態の性的な行為、その強要。人前で配慮なく着替えさせる・排泄させる・おむつ交換する、裸や下着のままで放置するなど。

  • 経済的虐待

高齢者の年金・預金等の無断使用や、財産を無断で処分する。日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない。